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社長通信2025.08

  • humanlink9938
  • 7 日前
  • 読了時間: 2分

「あけた戸は閉める」か「換気のために開けっ放し」か?

 昔からのことわざに「下衆の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し」というのがあります。「開けたら閉める」という言葉の続きですが、ちょっとしたことに人の品性が現れると言います。しかし、コロナの流行などで、この言葉も「換気が大事」という事に押されてあまり通用しなくなっている感があります。しかし、日本の風習としてはこういう考え方だという事は理解しておいてほしいです。特に高齢者宅に訪問する仕事では尚更です。もし開けっ放しにするのならその理由とお断りが必要です。

 同じように時代の変化で変わってきたことは、靴を脱いで上履きに履き替えることについてです。そもそも日本家屋では畳敷きが当たり前で、畳に土足で上がることは考えられませんでした。ですから玄関口で靴を脱いで上がるのですが、その時脱いだ靴をつま先を玄関の方に向けて脱いで、揃えておくのが礼儀とされています。お隣の韓国では逆に踵を玄関にそろえるのが礼儀と聞いています。玄関に先を向けて揃えると「そんなに早く帰りたいのか」と思われ失礼に当たると言います。聞いてみると「なるほど」とも思えます。しかし、長年のしきたりに慣れてくると、自分のルールと違う人を「常識がない」「失礼だ」と思ってしまいがちです。神戸では小学校の敷地が狭いので、下足スペースが取れないという事で、教室はヨーロッパ並みに土足だと言います。本当に、何が正しいと簡単に言い切れないのですが、一つひとつの行為にはそれなりの理由があるようです。自分の価値観で一方的に決めつけるのではなく、それぞれの言い分を聞いて決めるのが良いでしょう。

西邑みちお

 
 
 

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