社長通信2024.12
- humanlink9938
- 2月5日
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「風通し」
水や空気の流れが止まり、どんよりと濁る様子を「淀」む又は「澱」むと言います。もちろん自然の水や空気の流れについての言葉ですが、人間関係や組織にも当てはまります。
社会や世の中は時間と共に流れ、ひと時も留まることがありません。でも個々の人や集団はその流れに気づき、自分たちの在り方や行き方を変化させてゆかないと置いてけぼりになり、ひとり澱(おり)のように沈殿しかねません。既に電話はダイヤル式からプッシュホン、固定電話から携帯電話へと変わりました。連絡の方法ははがきや手紙などの紙による伝達から、インターネットによるそれへと変わり、広範囲に素早く伝える事が出来る様になっています。色んな事が便利になり、関係性は幅広くなりました。
しかし他方で「オレオレ詐欺」や「闇バイト」による強盗、殺人など新しい犯罪、それに巻き込まれる被害者、不幸も後を絶ちません。
私たちは障害や老化などによって、世の中の流れ・動きに一人では乗り切れない人たちに寄り添って、共に生きることを目指して介護の仕事をしていると言ってもいいでしょう。そして、終身雇用システムが崩壊し、ただ同じことを繰り返すだけでは済まされず、日々変化するニーズに立ち向かう事が求められる時代。そんな中、私たち自身の気の流れが悪くなり、滞ることになったならどこに救いを求めていいのでしょう。中にはそれまでの仕事・関係を離れ新たな天地を求めることを選択する人もいるでしょう。
私は滞った人間関係、組織の中での風通しを良くし、組織を立て直すことが必要と感じています。今一番足りなくなっているのは基幹的な仕事とは別の、人付き合いの希薄さが底辺にあるような気がします。打つ手はあります。「1on1ミーティング」というのもその一つです。何とか前に進みましょう。
西邑みちお
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