「介護に音楽を」
音楽の主要な要素は
1)リズム(律動)
2)メロディー(旋律)
3)ハーモニー(和声)の三要素と言われます。
三つは並列ではなく、大切さの順番があります。
1)リズムは音の長短や強弱によって音の時間的な経過に秩序を与えるものです。リズムなくしては音楽は存在しえません。リズムにおいて音の長短や強弱が規則的に現れるとき、それを拍子と呼びます。強拍・弱拍の配置によって2拍子、3拍子、4拍子などの区別が生じます。
2)メロディーは音が高さを変えながら移動することによって生じます。リズムに乗せてメロディを奏でるという事です。リズムを伴わない音高変化はメロディーとは呼びません。
縦に重なった複数の異なるメロディーが連なったときに生じるのがハーモニーです。一つのメロディーに協調するハーモニ―を付けることによって、よりふくよかで心地よいものとなります。協調出来ない場合は不協和音と言います。
ギリシャの哲学者プラトンは「音楽は、世界に魂を与え、精神に翼を与える。そして想像力に高揚を授け、あらゆるものに命を授ける。」と言いました。
私たちは介護を通して人の命を支え、人に生きがいを見つけてほしいと思っています。そこで「音楽の役割を見直してみませんか」というのが私からの提案です。
ただ生きるだけなら、空気と水に必要な栄養分があれば「可能」かも知れませんが、その命に潤いを与え、喜びを感じてもらうのが私のゆめです。
Comments