top of page
検索

社長通信2024.05

  • humanlink9938
  • 2024年5月31日
  • 読了時間: 2分

「めんどくさい」にニーズが潜む

 昔から失敗は成功の基とか言いますが、大阪弁の「めんどくさい」には「ニーズ」が潜んでいると思います。

つまり、「めんどくさい事」というのは

①自分がすべき事だけど、せずに済ませたい事、もしくは

②もっと楽な方法でできる事にしたい。もしくは 

③誰か自分とは別の人にしてほしい事ということです。

 まず⓵の場合です。せずに済ますことは一番簡単ですが、その結果を受け止める覚悟が要ります。究極ですが、「生きるのがめんどくさい」とすると、解決策は死ぬこととなりますね。自死とか自殺ということになりますが、「そこまでは思っていない…。」「覚悟出来ない」という方が大半でしょう。生きる事の何がめんどくさいのか、したくないのか突き止めて、その事の解決策を考えるべきでしょうね。

 ②の「もっと楽な方法にしたい」というのは実は大変な気づきです。発明の母、動機と言ってもよいでしょう。世の中の偉大な発明はそこからきていると思います。松下幸之助は「洗濯機と炊飯器で世の女性を解放した。」と語ったと記憶していますが、不便なものを便利にしたいというのは当然の欲求ですし、発明のきっかけと言えることです。そこでも「何が不便なのか、楽でないか」を深く突き詰める事が大切です。

 ③の「別の人に頼る」という事も、大切な考え方です。自分の嫌なこと、したくないことを別の人に頼るというのは、分業の始まりです。全て自分だけでできるのはスーパーマンを求めるようなものでしょう。

 つまり、私たちの介護の仕事はまさにこの「人に頼る」という事を推し進めていくことに他なりません。「自己努力、自己研鑽」を否定しているのではなく、「他人に頼るべきことを正しく見極めてゆくこと」が大切だという事です。

 人は一人では生きてゆけませんから。


 
 
 

最新記事

すべて表示
社長通信2025.07

「 人の介護、支援を続けて25年 」  平成17年(2005年)7月26日 厚生労働省医政局長からの通知によると  従来、医師、歯科医師、看護師等の免許を有さない者による医業(歯科医業を含む。)は、医師法…その他の関係法規によって禁止されている。...

 
 
 
社長通信2025.06

「 家事援助・生活支援と家事代行 」  2000年の介護保険開始時には訪問介護の種別は身体介護・家事援助・複合型介護と3種類だったのですが、2018年大幅な改定がなされ、複合型介護はなくし、身体介護と生活支援に変えられました。...

 
 
 
社長通信2025.05

「 国際交流の扉を開けよう 」  4月13日から10月13日まで、大阪の夢洲にて「大阪万博」が開催されています。テーマは【いのち輝く未来社会のデザイン】ということで、「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」というのが目標だそうです。...

 
 
 

Comments


bottom of page